難関大(東工大)合格者の受験期直前スケジュール(前編)

鶴見周辺の皆さまこんにちは!
偏差値38から早稲田大学と慶應義塾大学に下克上合格した武田です。
今回は東京工業大学に合格した元塾生のきびさんに、“受験の直前期にどのように過ごしていたか”を聞きました。

実際に難関大学を現役で合格した人の貴重な意見なので、難関大学を目指している方はぜひ、参考にしてみてください!!

きびさんの動画はこちらから↓

皆さんこんにちは!

PlanB.講師で卒業生のきびです! 

今回は、私が共テ直前の年末から当日の試験終了時まで、どのように過ごしていたかについて、お話ししようと思います。

まず、私は受験の計画を最初に立てました。
我ながら完璧な計画だったと自負しています。

  1. 1、当初の計画:計画を立てることで受験を制す!

    • オープン模試終了〜12月上旬

    英数物化の共テ予想問題をひたすら解き込み、共テの問題に慣れておく。

    • 12月下旬

    文系科目、特に政経倫理・漢文の暗記を詰める。

    共テパック問題集(全科目揃っている共テ予想問題)を本番通りの時間で2日かけて解き、本番のシミュレーションをする。

    • 年明け〜共テ当日

    勉強しすぎて疲労を溜めたりしないように、健康的な生活を心がける。

    ひたすら共テパック問題集を解き、戦略的な部分の改善を重ねる。

    当初立てていた計画は完璧でした。

    ただ、この後予想外の出来事が起こるとも知らずに、、、。

    そもそも、
    「東工大の入試では共通テストが必要ではないにも関わらず、なぜ共通テストの対策を重要視したのか?」
    その理由は総合型で共通テストの点数が必要だったからです。

    私は東工大志望でしたが、一般選抜だけでなく総合型女子枠も受験する予定があったため、
    そのボーダーである共テ8割を取る必要がありました。

    特に重視される数物に関しては9割を取りたいと考えていました。
    ただ、理系科目だけではなく、全体の点数が重要になってくるため、上記以外にも夏休みに英数の共テ対策を行なったり、
    学校で古文漢文の授業を取ったりと、結構しっかりと共テ対策を行なっていました。

    ただ、私は第一志望に受かったものの、受験にハプニングはつきものです。
    計画を立てたり、学校で対策をしたり、さらには塾で対策をしたにも関わらず失敗してしまいました。
    ここからは私の実際の受験直前スケジュールを紹介していきます。

  2. 2、オープン模試終了直後:東工大オープンはまずまずの結果に。

入塾当初から目標としてきていた東工大オープン模試が終わってから、私はスケジュールの通りに共テ対策を始めました。
しかし、スケジュール通りに進められてはいたものの、内容があまり良くない状態が続きました。
というのも、この頃の私は、東工大オープン模試でC判定以上を取るという目標を達成したことと、学習内容が二次試験対策から共テ対策へとシフトしたことによって、受験がいよいよ迫ってきているという実感が湧いたことで、不安と喜びの混じった、そわそわした気持ちで日々を過ごしていました。
そのため、スケジュール通りに解いてはいるものの、どうも思ったようには点数が伸びないという状況が続いてしまっていました。

それでもまだ、「共テの問題が久しぶりだから慣れていないだけだろう」と思いながら過ごし、日付は11月中旬へと進んでいきました。

 

3、11月中旬:大幅にボーダーに足りず。

いよいよ、最後の共テ模試が近づいてくる中、いまだに上がらない点数。
むしろ、夏休みに解いた過去問よりもかなり低い共テ予想問題の点数を見て、焦りを募らせました。
解けば解くほど点数が下がり、焦る。

「もう酷い点を取りたくない」と不安になりながら解くと、ちょっとした躓きや時間配分ミスで焦ってしまう。

焦って解いてケアレスミスを連発する。

また酷い点を取ってしまったことでより不安になり…

という悪循環に陥ってしまっていました。

この頃の点数は本当に酷かったです。
どのくらい酷かったかというと、過去問の点数が明らかに下がっていました。
夏休みと11月の点数を比較すると以下のような感じになります。
安定して9割取れていた数学1A→7割
9割弱で満点も狙えた数学2B→6割
安定して8割取れていた英語リーディング→6割
元々苦手で7割弱だったリスニング→5割前後

特に対策をしていた英数の点数が酷く落ち込んだので、正直メンタルに訴えるものがありました。

また、「これだけ二次試験対策ができていれば満点を目指せる」と担当講師に言われていた物理は8割。

苦手科目の化学は6割。

英語と数学に加え、新たに共テ対策を始めた物化も思うように点が取れずにいました。

そして、悪循環からあまり抜け出せないまま、最後の共テ模試を迎えることになります、、、。

 

4、最後の共テ模試:本番でやったら終わり。受験科目を間違えるミス。(全体ではボーダーやや下)

最後の共テ模試の内容は、正直、及第点という具合の点数でした。

まだ、文系科目の勉強は始められていなかったため、全体の点数もあまり良くはなかったです。

数学1Aを解くはずが数学1を解いてしまったりと、絶対に本番ではやりたくないミスをやらかしたりもしました。
どうにかリカバリーはできて、壊滅的な点数は回避していました。

それまでの悪循環の中で取ってしまっていた酷い点数よりも高い点数を取ることができ、
「今まで緊張感が足りていなかったから点数が悪かったのかな」、と考えていましたが、それでも取った点数はボーダーには足りておらず。

正直あまり自信は持てないまま、追い込みの時期に入りました。

 

5、11月下旬〜12月中旬:最後の追い込みで点数が徐々に上がる。

最後の共テ模試がなんとも言えない点数で終わってしまった。。。

そう思っていた矢先に追い込みが始まりました。

少しずつ文系科目の勉強も始まる中、悪循環からは抜け出せない!
ですが、その中で徐々に理系科目と英語の点数も上がっていきました。

特に、苦手だったリスニングは耳が慣れてきたのか、少しずつ聞き取れるようになってきている自覚はありました。
また、その他の科目もだいぶ戦略が決まってきて、一時期ほど低い点数を取ることは減ってきました。

ただ、それでもケアレスミスがあったりと、なかなか思うように点数を上げることは苦戦をしました。

この頃になると、もともとやっていた高校の範囲が一通り終わり、問題演習に入っていた高校のカリキュラムも大詰めを迎えていました。
また、私の母校はミッションスクールだったため、クリスマス礼拝への準備も進んでいました。
クリスマス礼拝は受験生とか関係なく、学校を上げての行事でした。
学校に飾られた大きなクリスマスツリーを眺めながら、受験日が迫ってきていることをひしひしと感じていました。

 

6、12月下旬:クリスマスはまさかのコロナに、、、。

クリスマス礼拝が無事終了し、冬休みに入りました。

冬休み明けも高校3年生は受験のための自由登校期間に入るため、その後は高校で授業を受けることはありません。
宗教委員として、クリスマス礼拝の準備をしていた私は、そこで少し一段落ついたようにも感じていました。

「ここからが受験の勝負だ!」
そう思って気持ちを切り替えました。

しかし、、、

12月25日の夜、少しの頭痛と熱っぽさを感じました。

そうです。
あろうことか、私は年末にコロナにかかってしまったのです。

26日、本当ならば文系科目の追い込みを始めるはずだった日でした。
しかし、その日私は寝込むことになってしまいました。

やや疲れ気味だったことも相まって、結局、回復して勉強に取り掛かることができたのは年明けからでした、、、。

体調もメンタルもボロボロになってしまった私。

こんな調子で受験は乗り切れることができるのでしょうか、、?

“東京工業大(東工大)受験者の直前スケジュール!(後編)”

に続きます。

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