みなさんこんにちは!
県立鶴見高校出身、講師の鈴木です。
今回は化学の勉強法(入門編)を紹介していきたいと思います。
「化学って暗記ばかりで大変そう…」
「公式や反応式が出てくると、すぐに挫折しそう…」
大学受験を控える高校生の中には、化学に対してこんなイメージを持っている人も多いと思います。
実際、化学は数学や英語と違って「どこから手をつければいいか分からない」と迷子になってしまうケースも多いです。
でも安心してください!
化学は正しい勉強法で取り組めば、誰でも確実に得点源にできます。
僕自身、化学が得意科目になったおかげで全国模試で1位を取れましたし、受験本番でも大きな武器になりました。
この記事では、そんな経験を踏まえて
「化学とはどんな学問なのか」そして「どう勉強していけばいいのか」
を、大学受験生向けに分かりやすく解説します。
① 化学という学問とは?
高校の化学は大きく分けて3分野に分類されます。
どの分野から始めるか、どんな特徴があるかを理解しておくと、勉強の見通しが立ちやすくなります。
理論化学(化学基礎を含む)
理論化学は、原子や分子の構造や性質を理解し、反応の仕組みを数式で表現する分野。
「なぜ氷に塩をかけると温度が下がり、アイスが作れるのか?」
「気体の体積は温度によってどう変化するのか?」
こうした現象を「なぜそうなるのか」を説明できるのが理論化学です。
受験では計算問題が多く、理解と計算能力が重要となってきます!
無機化学
無機化学は、金属・非金属・イオンの性質を学ぶ分野。
「炎色反応の色は?」「硫酸銅を水に溶かすと何色になる?」といった知識が問われます。
一見ただの暗記に見えますが、理論化学の理解があると「なぜこの反応が起きるのか」が説明でき、覚える量が半分で済みます。
大学入試では標準的な問題が多く、得点源にしやすい分野です。
有機化学
有機化学は炭素を含む化合物を扱います。
アルコールやエステル、医薬品やプラスチックの構造など、日常的な物質が登場します。
有機は知識がつながることで一気に理解が深まる分野です。
最初のとっつきは難しいですが、一度知識が繋がると一気に解けるようになります。
大学入試でも差がつきやすいので、ここを得意にできればライバルに大きな差をつけられます!
② 分野別の勉強法
化学全般に言えることは「典型問題の反復が最強」だということです。
早慶や旧帝大レベルでさえ、典型問題の組み合わせで構成されているケースが多いです。
ここでは分野ごとの勉強法を解説します!
理論化学の勉強法
よくある失敗例
・公式を「覚えるだけ」にしてしまい、使いこなせない。
・問題にあまり触れず、公式の使い方がわからない。
対策
公式に関しては覚えることも大事ですが、まずはこの分野ではどんな現象がどのような原理で起きているかを理解してください!
勉強の流れ
- 『宇宙一わかりやすい化学』などで原理をインプット
- 章末問題や付属問題でアウトプット
- 『セミナー化学』で典型問題を反復
無機化学の勉強法
よくある失敗例
・理論化学が終わっていないのに無機に突入
・反応式を丸暗記して混乱
暗記を減らすコツ
理論で習う酸化還元や弱酸遊離の知識を応用する
➡反応式の法則性がわかり、暗記せずとも自分で反応式を作れるものが出てくる!
「周期表で近い元素は似ている」と関連付ける
➡一つ一つ覚えるより、似たグループを意識する事でまとめて覚えられる!!
「例外」を意識して整理する
➡似たグループの中でも例外だけを覚えることにより、それ以外がわかる!
おすすめは、無機を単独で進めるのではなく、理論化学の理解とリンクさせること。
暗記量を半分にできるため、比較的短時間で終えることができます!
有機化学の勉強法
よくある失敗例
・10月以降に始めて間に合わない
・反応の「つながり」を理解せず、点で覚えてしまう
勉強の流れ
- 基本構造や反応を『宇宙一わかりやすい化学』で理解、暗記する。
- 『セミナー化学』で反復練習 (できれば応用問題まで!)
- 分からなければ知識にぬけがあるため、再び暗記作業に戻る
有機は「無機+理論の勉強の仕方応用」と捉えると良いかもしれません!
③ 化学を受験戦略で考える
大学受験では、化学は「得点源にしやすい科目」として知られています。
物理は「ハマれば高得点だが、苦手だと点が伸びない」
生物は「暗記量が膨大で時間がかかる」
その点、化学は典型問題を抑えるだけでMARCHレベルなら6〜8割が安定して取れます。
さらに有機や無機の暗記を落とさなければ8割以上も狙えます!
その為、悩んでいるなら化学を検討してみてもよいのではないのでしょうか
また、医療系や化学系志望の受験生にとっては、化学の出来が合否を大きく左右します!
④ まとめ
最後にもう一度、化学勉強のポイントを整理します。
- 丸暗記に頼らない。必ず「現象」を理解する!
- 典型問題を繰り返し解き、パターンを身につける!
- 有機、無機は理論とリンクさせて覚える!
化学は「積み重ね型」の科目で、最初の一周が終わるまでは大変だと思います!
ですがその一周が終わってさえしまえば、2週目、3週目が楽になると思います!
セミナー化学が解けるようになれば、MARCHの過去問も解けるはずです!!
次回は「早慶・旧帝大レベルで化学を突破する方法」を紹介します。お楽しみに!
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・PLAN B.鶴見校 2025年合格実績
MARCHレベル以上を受験した全塾生のうち、MARCHレベル以上進学率は71%(28人中20人)
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学習塾PLAN B.2025年の合格実績まとめ。 鶴見周辺の皆様こんにちは! 学習塾PLAN B.校舎長の武田です。 ・2025年合格実績 今回は2025年の合格実績総括を行いたいと思います。 まず、結論から言うと、 MARCHレベル以上を受験した全塾生のうち、MARCHレベ...
・2025年合格実績
受験生の71%がMARCHレベル以上の難関大学進学(20人/28人)
受験生の83%が日当駒専以上レベル以上の大学進学(24人/29人)
東高校MARCH以上合格率80%(5人中4人)
県立鶴見高校MARCH以上合格率71%(7人中5人)
鶴見大学附属高校MARCH以上合格率67%(6人中4人)
市立南高校MARCH以上合格率100%(3人中3人)
〜その他下克上合格一例〜
県立川崎高校から明治大学政治経済学部合格
新城高校から慶應義塾大学経済学部合格(河合塾早慶模試慶應経済全国6位)
鶴見大学附属高校普通科からMARCH合格
鶴見大学附属高校から上智合格
・平均偏差値13UP! PLAN B.鶴見校 2024年合格実績

鶴見最強の合格実績
東京工業大、早稲田、慶応、東京理科大、明治、青山、立教、中央、法政、学習院などに多数合格。
・全受験生の成績UP!(受験生の平均偏差値13UP)
・地元市立東高校からのMARCH合格率は80%以上!(5人中4人が合格)
・早慶上理受験者の3人に1人が合格!
・全受験生のうち、94%が日東駒専以上に合格!(36人中34人が日東駒専以上に進学)
・MARCH受験者の55%がMARCH以上に合格!
その他、
横浜高校(入塾時偏差値36から法政大学合格)
川崎市立橘高校(入塾時偏差値43から明治大学合格)
現役神奈川大学落ち(入塾時偏差値33から中央大学合格)
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