こんにちは!
講師の歩睦です。
今日は僕の母校、県立鶴見高校の受験事情について、僕自身の経験も踏まえて話したいと思います。
県立鶴見高校と聞くと、
「進学実績がいい」
「指定校推薦が強い」
というイメージを持つ人も多いかもしれません。
でも、実際のところはどうか気になりませんか?
今回は、みんなが気になっているであろう次の2つのテーマについて、
元、県鶴生の僕が本音で語ります。
1,県鶴生のリアルな進学先
(1)県鶴からMARCH、日東駒専に合格する数は?
いきなりですが結論から言うと、一般受験でMARCH以上に合格する人は
正直、本当にごくわずかなのが現実です。
具体的に言わせて頂くと、最新年度の進学実績では
MARCH54
日東駒専85
となっていますが、この数字は一人で3校受かった場合3人としてカウントされているものなので、
実際にこの人数がそのまま進学したわけではありません。
(2)県鶴からMARCH、日東駒専に進学する本当の割合は?
実際のレベル感を簡単にまとめさせていただくと、下のようになります。
・上位10%(10人ほど) MARCH(指定校、一般受験込み)
・上から11~40% 日東駒専(指定校、一般受験込み)
・上から41〜60%まで 神奈川大学、産業能率大学、(指定校、一般受験込み)
・上から61〜80%まで 帝京大学、関東学院大学、国士舘大学、桜美林大学(指定校、一般受験込み)
・残り20% 浪人、専門、就職(就職は数えるほどしかいないです。)
僕が在学していた頃は学年でMARCHは10人もおらず、多くの生徒は神奈川大学や関東学院大学といった私立大学に進学しました。
また、指定校推薦の枠が多いこともあり、「指定校でMARCHに行く」という選択をする人が多いため、一般受験でMARCHに受かる人は想像以上に少ないのが現実です。
MARCH進学の半分以上は指定校推薦です。
県鶴は元々は地元でも有名な進学校だったため、その名残で多くの難関大学への指定校が存在し、それを狙って進学する生徒が毎年多いです。
毎年学年上位10人ほどはMARCHへの進学が可能です。
・指定校をとるコツはこちら↓
2,県鶴の指定校推薦事情
ここからは実際に県立鶴見高校に通っていた人に、指定校について聞いた話をまとめました。
(1)県鶴指定校評定目安と大学別の数
以下が、県鶴に存在する指定校の大学と評定になります。
| 大学名 | 指定校の数 | 必要評定目安 |
| 横浜市立大学 | 1枠 | 英検のスコア必要 |
| 東京理科大学 | 4枠(工学系) | 評定目安4.6。留年が怖くて取らない人が多いため、余る傾向あり。 |
| MARCH | 約8枠 | 明治/青学/立教(評定目安4.5〜。稀に4.2で取る人も)中央/法政 (4.3位の人が取るイメージ) |
| 日東駒専 | 不明。おそらく15〜20枠 | 日東駒専(評定目安3.9〜4.1。ラッキー3.8も居る) |
| 神奈川大学 | 約10枠 | 評定目安は3.7あたり。一般受験をしない層に人気。 |
| その他(鶴見大学、関東学院、大東亜帝国など) | 不明。 | 評定基準を満たせば行けます。 (評定目安3.3〜3.6) |
中学の内心が高くて、その恩恵で県鶴に入った人は大学も一般受験で行く傾向があります。
神奈川大学に指定校出せたにも関わらず、一般受験でチャレンジして神奈川大学に落ちるケースもあります。
四工大は芝浦1とその他若干。評定4.2〜4.5くらいの人が取ります。
(2)特殊なケース
横浜市立大学は評定が4.5くらいあれば取れる可能性があるのですが、英検などの点数が必要になります。
東京薬科大学は評定が3.8と、その他に化学の成績が一定以上という条件があります。
また、理系の学部は指定校推薦の枠が余る傾向になります。
その理由は、出願要件に「数学3が必要であること」「数学の成績が一定数あること」などがあるため、
文系の生徒が出願できないためです。
(3)指定校をめぐる策略
指定校推薦はある意味心理戦の戦いです。
自分の成績が4.9とほぼ満点の成績であっても、ライバルが5.0であれば負けてしまう。
明治大学に出して、ライバルが5.0。自分の成績が4.9では負けてしまいます。
その傍ら、「成績が4.4の友人が青山学院大学に合格する」ということがザラにあります。
実際に、評定4.0の人たちの間では、日東駒専かワンチャンを狙ってMARCHに出願するかの心理戦が始まっていました。
中には「私評定4.7で青学〇〇学部出すから!」嘘ついてあえて高い評定を周りに言って、ライバルを退けさせるなどライアーゲームのような心理戦までありました。
ただ、その後その子はかなり叩かれていましたので、そういうことはやめましょう。
倫理的にもよくないです。
学年でも有名な評定4.7〜4.9くらいの人たちは放課後に密会を行い、出願が被らないように分散をさせているグループもありました。
(今回の話は学年の違う県鶴生3人に聞きました。)
3,県鶴から一般受験でMARCHに受かる人、受からない人の特徴
「じゃあ、MARCHに受かる人ってどんな人なの?」って思いますよね。
僕の経験から、高校2年生から高校3年生の夏にかけての過ごし方で、すでに差がついていると感じていました。
ここからは時期別にお話しさせていただきます。
(1)県鶴生の高校2年 (秋~)
受かる人
この時期からすでに受験を意識し始めています。部活や遊びで忙しい中でも、毎日1〜2時間は必ず勉強する時間を確保していました。
受からない人
部活や友達との遊びに全力! 塾には通っていても、まだ「やらされている」勉強で、受験への本腰は入っておらず、塾に通っていない人も多い。
(2)県鶴生の高校3年の春
受かる人
部活を引退し、受験勉強に本格的に力を入れる。この時期に志望校を具体的に決めて、少しずつ勉強中心の生活に切り替えていきます。
受からない人
志望校はまだ漠然としていて、「MARCHなんて余裕だろ」と根拠のない自信を持っている。自分の実力と志望校のレベルの差に気づけておらず、まだ焦りがないです。
(3)県鶴生の高校3年の夏休み
受かる人
夏休みまでに高校3年間分の基礎固めを終えている。夏からは応用問題に取り組み始め、模試の偏差値も安定して伸び始める。(偏差値50以上くらい)
受からない人
夏になってようやく基礎固めを始める。人によっては、夏休みもだらけてしまい、結局基礎が固まらないまま。現実を知って志望校をワンランク下げる人も少なくない。
(4)県鶴生の高校3年の秋~入試本番
受かる人
夏までに固めた基礎があるので応用問題に取り掛かることができる。
基礎を抜け出した後は偏差値が屋やった分だけ伸びるので、どんどん
周りの人たちと差がつく。
受からない人
夏に基礎が固めきれていないで、応用問題が解けない。
解いたとしても答えの暗記になってしまい、「解ける気分」になってしまう。
基礎がないため滑り止めが受からない。
4,県鶴のリアルな進路まとめ
最終的な差は「戦略」と「基礎」です!
いかがでしたか?
「県鶴ならもっと上位の大学に行けると思ってた!」と思うかもしれませんが、僕が高校3年生の時、周りの友人たちは実際にこのような状況でした。
さらに言うと僕自身がこの「受からない人」でした。
具体的に言うと、高校3年生の夏に模試で1教科だけいい点数を取り、
根拠もなく「自分は頭がいいんだ!」となにも勉強せず遊びまくった結果、
英語の偏差値が28のまま受験本番を迎えてしまいました。
受験本番では英語のマークシートを全て「3」に塗りつぶすという、今思えばゾッとするような行動に出たほどです。
県立鶴見高校の後輩のみんなには、僕と同じ失敗はしてほしくありません!
特に、高校2年生の皆さんは、今のうちから少しでもいいので受験や将来やりたいことについて考えてみてください。
そして、高校3年生の皆さんは、どんなに応用問題が解けるようになりたくてもまずは基礎を完璧に固めることを最優先にしてください。
派手な勉強法に見えなくても、それが一番の近道になります!!
県鶴の後輩たちの志望校合格を心から応援しています!
もし今何をすればいいかわからない人は一度ぜひ相談に来てください!
応援しています!!
次回の「県鶴生がMARCHに受かるには?」のブログでお会いしましょう!
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・PLAN B.鶴見校 2025年合格実績
MARCHレベル以上を受験した全塾生のうち、MARCHレベル以上進学率は71%(28人中20人)
日東駒専レベル以上を受験した全塾生のうち、日東駒専レベル以上進学率は83%(29人中24人)
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学習塾PLAN B.2025年の合格実績まとめ。 鶴見周辺の皆様こんにちは! 学習塾PLAN B.校舎長の武田です。 ・2025年合格実績 今回は2025年の合格実績総括を行いたいと思います。 まず、結論から言うと、 MARCHレベル以上を受験した全塾生のうち、MARCHレベ...
・2025年合格実績

受験生の71%がMARCHレベル以上の難関大学進学(20人/28人)
受験生の83%が日当駒専以上レベル以上の大学進学(24人/29人)
東高校MARCH以上合格率80%(5人中4人)
県立鶴見高校MARCH以上合格率71%(7人中5人)
鶴見大学附属高校MARCH以上合格率67%(6人中4人)
市立南高校MARCH以上合格率100%(3人中3人)
〜その他下克上合格一例〜
県立川崎高校から明治大学政治経済学部合格
新城高校から慶應義塾大学経済学部合格(河合塾早慶模試慶應経済全国6位)
鶴見大学附属高校普通科からMARCH合格
鶴見大学附属高校から上智合格
・平均偏差値13UP! PLAN B.鶴見校 2024年合格実績

鶴見最強の合格実績
東京工業大、早稲田、慶応、東京理科大、明治、青山、立教、中央、法政、学習院などに多数合格。
・全受験生の成績UP!(受験生の平均偏差値13UP)
・地元市立東高校からのMARCH合格率は80%以上!(5人中4人が合格)
・早慶上理受験者の3人に1人が合格!
・全受験生のうち、94%が日東駒専以上に合格!(36人中34人が日東駒専以上に進学)
・MARCH受験者の55%がMARCH以上に合格!
その他、
横浜高校(入塾時偏差値36から法政大学合格)
川崎市立橘高校(入塾時偏差値43から明治大学合格)
現役神奈川大学落ち(入塾時偏差値33から中央大学合格)
・学習塾PLAN B.とは?
学習塾PLAN B.は「業界初!逆指導。」を取り入れることにより、生徒が自立学習を行うのをサポートします。
授業で一方的に学習内容を指導するのではなく、勉強の仕方を指導し、実際に学習が定着しているかまで確認を行います。
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また、地元鶴見密着の塾ということもあり、地元の高校から難関大学への合格を可能にしています!