鶴見周辺のみなさんこんにちは！

偏差値38から早稲田大学法学部に合格した学習塾PLAN B.校舎長の武田です。

今回は最近の早稲田大学の入試傾向についての分析を行っていきたいと思います。
（主に英語と国語に絞って話したいと思います。）

結論から言いますと、”元々偏差値65以上の進学校に通っている生徒さんではない限り、逆転合格がかなり難しくなってきている”と言うのが、早稲田大学のここ最近の印象です。

以下で、各科目の分析と共に、その理由をお話ししていきます。
・偏差値38から早稲田大学に合格する秘訣

早稲田合格のために必要な勉強

・早稲田合格のための英語の勉強法〜単語編〜

「単語レベルの難化」

まず、英語ですが、英単語の語彙力が10年前と比べてかなり難しくなりました。

商学部や教育学部、法学部などは本文中の単語の意味をそのまま答えさせるような問題もあり、
「どれだけ語彙力が身についているかが合否の分かれ目」と言っても過言ではありません。

ターゲット1900（もしくはシステム英単語）に加え、準1級の単語帳、1級レベルの単語帳まで手をつけておくのが理想です。

・早稲田合格のための英語の勉強法〜長文編〜

「長文の文量の増加&最新時事テーマの頻出」

長文の文量も以前と比べてかなり増えてきました。

ですので、合格には速読も欠かせない状況にはなっていますが、そこで大事なのは“どのくらい長文のテーマを知っているか”になってきます。

そこで、”一般常識の知識が乏しい人”や、”最新の時事に疎い人”はやはりある程度知識のある進学校の人と差がつくような形になってしまいます。

長文のテーマは以前に比べてかなり時事ネタによったものが出るようになってきましたので、最新テーマを扱った長文の問題集や、過去問で対策を練るようにしてください。

英語ができずに早稲田大学に合格することはほぼほぼ不可能なので、最優先で対策を進めてください。

ある程度知識があって、英単語を入れるだけで長文が読めてしまう進学校の人に勝つためには、地道な努力が必要です。

・早稲田合格のための国語の勉強法〜現代文編〜

国語は以前と変わらないか、少し難化した印象があります。

文量が増えたり、問題の選択肢の切り方が複雑だったりするので、細かく問題の選択肢を切る習慣を身につけるようにしてください。

現代文の対策は

1,現代文キーワード集での語彙力強化

2,本文を整理して読む練習（対比、言い換え、筆者の主張など）

3,選択肢の細かい単語を意識して切ること

です。

傍線部問題の解答の根拠が、10年前は傍線部の前後にある傾向が強かったのですが、最近は最初の方の問題の答えが本文の中盤にあったり、後半にあることもしばしばみられるようになってきました。

ですので、大問1つの文章を5-10分で問題を解かずに一読した後に、改めて問題に取り組む練習をしてください。

これはあくまでも傾向ですが、早稲田大学の現代文は本文の内容が難しくなればなるほど、設問の答えが傍線部の前後にある傾向があります。（特に法学部の大問4など）
そこらへんを見分ける感覚を、過去問演習を通して身につけていくようにしてください。

・早稲田合格のための国語の勉強法〜古文編〜

早稲田大学を合格する上で至って重要なのが古文の存在だと思います。
現代文よりも古文の方が対策に時間がかかるため、私立しか受けない人は現代文よりも古文の比率を上げて対策を心がけるようにしてください。

特に早稲田大学の古文は和歌を軸にした問題の出題が多いです。

掛け言葉や序詞、など和歌に対する理解を深めておくようにしてください。

和歌は作者の心情と自然描写を掛け合わせて作成されることが多く、策問としても作りやすいので、その点を意識しておきましょう。

偏差値38から早稲田大学に合格した武田がやっていたこと

私は偏差値38から早稲田大学合格を掴みましたが、元々自分に欠陥があることがわかった前提で学習を進めていました。

塾に小学校高学年から通って、高校でも1年生から授業を受けて偏差値が38だったので、それはもう普通ではありませんでした。

では、欠けているものはなんだったのかを下記に上げていきます。

1,集中力（最初は机に1時間以上向かって座っているのが苦痛でした。）

2,暗記力（脳が欠けているのかと思うレベルで暗記が苦手でした。４年間かけて英単語帳ターゲット1900覚えるのがやっとでした。）

3,思考力（頭がぼーっとして考えない空白の時間がありました。）

私はこれらのハンデを背負って、進学校の猛者が集まる早稲田大学受験へと挑みました。

以下で、どのように戦ったか、戦略を書きます。

1,思考力を鍛える

まず、思考力、つまり考える力を養いました。

暗記力が絶望的になかったので、”考える力”で勝負をしようと思った私は、常に何かに対して自分の意見を考えるようになりました。

英語の長文でも、現代文でも、古典でも政治経済でも、なんらかの事象に対して、「私ならこうする」という意見を持つことにより、1人称の私と筆者あるいは一般論という感じで、主語を入れ替えて思考をすることが可能になりました。

「立場が違えば考え方が変わる」という対比を考える上で大事な発想ができるようになりました。

2,知識を取り入れる

正直、現代文も英語も知識がものを言います。

言わば”出てきたテーマの内容を知っていれば勝ち”な訳です。

ですので、私は周りと差をつけるべく、朝日新聞や書籍（これからの正義の話をしよう：マイケル・サンデル著）を読んでいました。

モチベーションを上げるために、福沢諭吉の「学問のすゝめ」も読んでいました。

「低学歴で誰でもできる仕事は軽い仕事だよね。人間もともと違いはあるけど、学問だけは頑張ればみんなできるし、違いとかそういうものはないから、みんな勉強しようね。」というメッセージが印象的でした。

また、勉強に辛い時には以下の部分を何回も何回も読み返していました。
原文
天は人の上に人を造らず人の下に人を造らずと云へり。
されども今廣く此人間世界を見渡すに、かしこき人あり、おろかなる人あり、貧しきもあり、富めるもあり、貴人もあり、下人もありて、其有樣雲と坭との相違あるに似たるは何ぞや。
人は生まれながらにして貴賤貧富の別なし。
ただ学問を勤めて物事をよく知る者は貴人となり富人となり、無学なる者は貧人となり下人となるなり

現代語の意味
「天は人の上に人をつくらない」と言われている。
しかし今世の中を見てみると、賢い人と愚かな人がいる。
また、貧しい人や裕福な人、身分の高い人と低い人がいて、その有様は雲泥の差だ。
どうしてだろうか。
ひとは生まれた時は平等である。
学問をして、物事を知る人は偉く、お金持ちになる。
無学の者は、卑しくて、貧乏になる。 生まれたときは皆平等かもしれないが、その後は学問によって人生がわかれる。

3,過去問から逃げない

最後のポイントは「過去問から逃げない」です。

正直、早稲田の過去問を解いた時、過去問は３割とか、４割とか、そんな点数ばっかりでした。

本当に何もわからない時もありました。

ただ、そこで向き合って、英語の1文１文を読んで、構文を振って和訳をし、国語は段落ごとにまとめて整理し、なんとか食らいつく姿勢を保ちました。

そうしていくうちに、段々と脳が早稲田大学レベルに順応していくようになりました。

・偏差値38からの詳しい早稲田大学の合格の仕方は下記ブログへ↓

ここまでお読みいただきまして、ありがとうございます。

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